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盛岡水産のアジの干物偽装とシンタナ

茨城県大洗町にある水産加工業「シンタナ」は、オランダ産のアジの干物を「千葉県銚子沖産」と偽装していました。
そして、干物を扱っていた盛岡市にある水産卸売業「盛岡水産」も、その偽装を知っていたのであるのに、岩手県内のスーパー等に納入していたことが発覚しました。
両社とも、偽装していた事実関係性について認め謝罪しました。

盛岡水産が偽装を行なっていたのは、今年5月9日〜7月11日の間で、「開アジ3枚パック」5880パックを、茨城県内のスーパー等に卸していました。
盛岡水産は約180パックを回収しましたが、殆どの商品がすでに消費されているそうです。

盛岡水産は5月上旬頃、銚子産の干物をシンタナに発注しました。
シンタナは、銚子産の干物が品薄になっており、十分な数量を確保することができなかったことから、同程度の品質とされるオランダ産の納入を提案しました。
しかし、どうしても銚子産が欲しい、盛岡水産から頼まれたそうです。
そこで、オランダ産の干物を「銚子産」として、偽装表示したシールを張って出荷しました。

干物の生産地において、農林水産省による抜き打ちリサーチを実施するという通達を受けて、盛岡水産が社内点検をした際に、担当者が偽装を認めたことで発覚しました。

シンタナの社長によると、取引先と話し合った結果、偽装せざるを得なかったそうです。
そして、銚子産とオランダ産は、外見も味も変わらず、まったく問題ないと考えていました。
一方、盛岡水産側は、担当者が偽装を一時的には了承したのだが、ずっと続けて行なっていたことは知らなかった、と話しています。