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丸明BSE未検査冷凍肉保管と助成金

飛騨牛の偽装表示事件を起こした食肉販売会社「丸明」が、BSE感染牛が国内で最初て見つかった、2001年9月以前に食肉処理されていた大量の牛肉を冷凍保管していることが、岐阜県警と県の調べでわかりました。

これにより、BSE検査を受けていない牛肉が、市場に流通している可能性があることから、岐阜県は厚生労働省に連絡を取って、冷凍保管されている肉を搬出して詳しく調べています。

6月23日には、日本農林規格法違反などの容疑で、県が立ち入りリサーチを行った際に、冷凍倉庫に未検査の肉が積み上げられて、保管されていることをチェックしました。

肉の入った段ボール箱には、1995年や99年に加工したことを示すラベルが貼ってありました。
関係性者によると、これらの時期の加工肉は、少なくとも十数トンもの量が保管されていたようです。

丸明は、冷凍肉をミンチ用肉として、1日150〜500箱を大手スーパー等に出荷していました。
同社の元従業員は、社長の指示によって、5年以上前の冷凍肉を混ぜていたと証言しています。

01年10月から始まったBSEの全頭検査は、食肉用の全ての牛を対象としていました。
そして、全頭検査前の未検査の肉は、国が買い上げて処分していました。
また、その当時、丸明も約47トンの処分を申請しており、助成金も受け取っていました。
いまだに、未検査の肉が残っていたことは、想定外だったそうです。

丸明の吉田明一社長は、県が行なった事情聴取に対して、全頭検査前の肉を保管していた目的については、はっきりと説明をしていません。
厚労省と県は、食品衛生法違反も視野に入れて調べています。